内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科
吉川内科小児科 生薬方剤による漢方診療(保険適用)

吉川内科小児科は、愛知県名古屋市中村区、名古屋市立豊臣小学校の西にある内科小児科医院です。
高血圧や、肥満などメタボリックシンドローム、リセット禁煙、漢方診療(保険適用)を中心に
内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科の診療をしています。お気軽にご相談ください。

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吉川内科小児科 生薬方剤による漢方診療(保険適用)

吉川内科小児科は、愛知県名古屋市中村区、名古屋市立豊臣小学校の西にある内科小児科医院です。高血圧や、肥満などメタボリックシンドローム、リセット禁煙、漢方診療(保険適用)を中心に内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科の診療をしています。お気軽にご相談ください。

徒然日記

第13綴 カリ・ギリ・ドーリ

――抜粋――     擬 MODOKI       松岡 正剛   春秋社

 まことに残念なことではあるが、今日の日本ではギリもニンジョーもドーリもすっかり人気がなくなっている。そんなものはヤクザな連中や古くさい道徳思想の持ち主が、若い連中にごたくを並べたいときに言い出すことだと思われている。

まあ、そういうふうにも感じられようが、ぼくはまったくそんなふうには見ていない。むしろ、われわれの気分のどこかを去来する義理や道理を、いつしか本気で覗きこむことができなくなっているほうが問題だ。あいつには義理があると思えなくなっていること、かつては「道理に合わない」と思えたのが「勘定に合わない」となってしまったことが、問題なのだ。

一方、われわれの生存はその本来においてアリエッティなのである。借りぐらしなのである。社会生活そのものが「借り」に支えられてきた。いや、それどころか、植物の光合成に、ミトコンドリアのATPに、河川や森に、海の幸や動物の肉やキノコたちに支えられてきた。われわれはそれらを根こそぎ借りて生きてきた。それは「恩」であって、大いなる「負い目」なのである。ナタリー・サルトゥ=ラジュは、『借りの哲学』を「借りたものを返さなくてすむ哲学」にしたいと結んでいる。

こうなれば、言うまでもない。あらためて「負い目」というものを、歴史と生命の「きのふの空」から呼び戻したほうがいいだろう。石牟礼道子は『はにかみの国』で、私にはどうも「持ち重り」というものがありますと書いていた。われわれは「持ち重り」を忘れてしまったようだ。こんなことでは日本がうまくいくはずがない。