内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科
吉川内科小児科 生薬方剤による漢方診療(保険適用)

吉川内科小児科は、愛知県名古屋市中村区、名古屋市立豊臣小学校の西にある内科小児科医院です。
高血圧や、肥満などメタボリックシンドローム、リセット禁煙、漢方診療(保険適用)を中心に
内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科の診療をしています。お気軽にご相談ください。

各種
保険取扱

吉川内科小児科 生薬方剤による漢方診療(保険適用)

吉川内科小児科は、愛知県名古屋市中村区、名古屋市立豊臣小学校の西にある内科小児科医院です。高血圧や、肥満などメタボリックシンドローム、リセット禁煙、漢方診療(保険適用)を中心に内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科の診療をしています。お気軽にご相談ください。

徒然日記

星を投げる人

社会学者 橋爪 大三郎

 

「星を投げる人」の話をしよう。

この話を最初に聞いたのは、アメリカのある教会の説教でのこと。もう何年も前である。牧師はこんなふうに話した。

《朝、いつものように海岸を散歩していると、ひとりの少年が何やら、海に向かって投げている。「何してるんだい?」「ヒトデを投げているのさ」。見ると、見渡す限り無数のヒトデが打ち上げられている。やがて死んでしまうだろう。「こんなにたくさんいるのに、何の足しにもならないよ」。少年は、ヒトデをもうひとつ拾いあげた。「でもこのヒトデには、大きな違いだと思うよ」。そう言って、そのヒトデを海に向かって投げたのである。》

この話は耳に残った。足しにならない、はno difference。違いがある、はmake a difference。「違い」とはなんだろう。

調べてみるとこの話は、ローレン・アイズリーという作家の『星を投げる人』が元になっている。それをいろいろな人が語り直し、子ども向けもでき、いくつものヴァージョンがある。でも話の急所は、少年が言う「違い」とは何かということだ。

ヒトデはこんなにたくさんで、全部は助けられない。徒労に思える。でも少年は言う、「この」ヒトデは確実に助かるよ。そして、ひとつずつヒトデを投げ続ける。それならできるから。「ハクソー・リッジ」で負傷兵を助け続けたデズモンドのように。そして、ささやかな「違い」のために、悪戦苦闘している誰でものように。

「違いがわかる」コーヒーのコマーシャルがあった。「違い」は、消費社会の高級品を味わう能力のことではない。自分の生きる意味を理解できる知恵のことだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

もし私が1人の生命の苦しみを和らげ

1人の苦痛をさますことができるなら

気を失った駒鳥を

巣に戻すことができるなら

私の生きるのは無駄ではない

エミリ・ディキンスン(アメリカ、詩人)