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吉川内科小児科 生薬方剤による漢方診療(保険適用)

吉川内科小児科は、愛知県名古屋市中村区、名古屋市立豊臣小学校の西にある内科小児科医院です。
高血圧や、肥満などメタボリックシンドローム、リセット禁煙、漢方診療(保険適用)を中心に
内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科の診療をしています。お気軽にご相談ください。

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吉川内科小児科 生薬方剤による漢方診療(保険適用)

吉川内科小児科は、愛知県名古屋市中村区、名古屋市立豊臣小学校の西にある内科小児科医院です。高血圧や、肥満などメタボリックシンドローム、リセット禁煙、漢方診療(保険適用)を中心に内科・小児科・アレルギー科・リハビリテーション科の診療をしています。お気軽にご相談ください。

徒然日記

医学論文――感染症②

溶連菌感染症と痛み

抜粋   No.4884 2017.12.2 日本医事新報より

𠮷川治哉(𠮷川内科小児科)

 

A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)は、グラム陽性菌で、人に感染するといろんな症状を引き起こす。しかし、体の痛みのみを初発症状とした溶連菌感染症の報告は、まだなされていない。

2016年2月~2017年4月、初診時の咽頭擦過によるA群β溶連菌迅速試験が陽性を示した942人のうち、体の痛み(咽頭痛、腹痛、がん患者を除外する)のみを訴えた34人について検討した。

痛みの部位は、加齢とともに頭頸部から下方へ移動、拡散、多様化すること、発熱や血液検査異常の頻度は低く、痛み以外に溶連菌感染症を診断するための手がかりが乏しいこと、溶連菌感染症の治療により痛みは完治すること、80歳以上の溶連菌感染症は痛みで発症する頻度が相対的に高いこと、80歳以上でみられた難治例の治療経験などについて述べた。

一般に、高齢に至るほど体の痛みは増える。同世代の集団生活に属す機会も増加することから、1人の患者の溶連菌感染症を見落とすことは、二次感染の増加を招来することにつながるだろう。高齢者を含め、体の痛みに対して、溶連菌感染症を念頭に置いた診療が望まれる。

PS:近年、線維筋痛症、リウマチ性多発筋痛症なる「疾患概念」が提唱されている。当院では開院以来30年間、これら疾患概念に相当する患者の診療経験が無い。これらの患者に対し、A群β溶連菌迅速試験を行いたい。